令和4年7月28日(木)、中村文化小劇場で行われた中部日本高校演劇連盟愛知県支部 名古屋第4地区大会に出場し、「フートボールの時間」(豊嶋了子と丸高演劇部/作 藤澤順子/潤色)を上演しました。入場制限が厳しかった昨年までと異なり、会場には他校の演劇部の生徒の姿も多く活気ある雰囲気でした。舞台は「女が足を広げてボールを蹴るなんて、はしたない!」と言われた大正の時代。そんな中にあって、ハイカラで元気溢れる乙女たちが繰り広げる、笑いとちょっと切なさを感じさせる物語でした。 香川県の方言なまりもイヤホンで日頃から聞き続けた成果が出ていたようです。ハイカラな衣装も、知り合いや親類を頼って集めたと言っていましたね。 100年前という当時の時代背景や人々の考え方、女性差別という意識に直面することで悩み成長していく姿を演じることには大変な苦労もあったと思います。ある意味、監獄をイメージさせる女学校の舞台セット。学校を中退して決められた相手に嫁ぐ仲間に「ご結婚おめでとうございます」って、どんな心境で演じたのか興味は尽きませんでした。でも、そうした演技を自分たちで考え抜いていくことで、松蔭高校演劇部としての作品になっていくんでしょうね。

女子サッカー発祥の地が、香川県の丸亀にあったことは今回初めて知りました。個人的には”うだ”先生大好きです!いいキャラしてましたよ。脚本も高校演劇として実績のある素晴らしい作品ですので、機会があれば皆さんも一度ご覧ください。そのためにも、8月の愛知県大会に進出できることを心から祈っています。(校長)

※皆さんの応援もあって、県大会に出場が決まりました。8月7日(日)10:30~半田市福祉文化会館(名鉄知多半田駅すぐ)入場制限などについて注意事項がありますので、下記のHPにて詳細をご確認の上、ご来場ください。

第75回 中部日本高等学校演劇大会 愛知県大会の観劇について | 愛知の高校演劇 (aichikenengeki.com)