Vol.15
(27年度)
No.058
2015.11.09
和太鼓部高文祭県大会4年連続優秀賞!


  11月23日(祝)、和太鼓部はパティオ池鯉里大ホールで開催された平成27年度愛知県高等学校総合文化祭 郷土芸能専門部 県大会に出場。今回、松蔭は思い切った挑戦をした。
 それは、地元烏森町に伝わる「町之切獅子舞」と和太鼓部原点とでも言うべき「神楽太鼓」の二つの郷土芸能の舞台化に取り組んだのである。
 地元の氏神祭りに参加したり、地域のお年寄りからご指導を受けたり、長野県在住の「舞」の師匠井上晶子様から出張指導を受けたりして、悲願の全国大会出場をめざして並々ならぬ意気込みで大会に臨んだ。演目は神楽太鼓組曲「祈り」。顧問の長谷部先生と奥村コーチによる舞台構成はお見事。

 生徒たちの緊張の様子は出番待ちのときからひしひしと伝わってきた。さあ、本番。気合いあふれる笑顔。見事に揃ったバチさばき。全員がバチを空中に上げた瞬間、観客全員が息をのむ。二人の獅子舞は見事なアクセント。笛の音も揃っている。歌も素晴らしい。イエローエンジェルから寄贈された神楽太鼓が登場し、いよいよクライマックス。太鼓の音がもの凄い迫力、しかも揃っている。観客席が静まりかえる。大拍手。「お見事! 松蔭和太鼓部!」の声がかかる。

 部長の佐々木さんが幕間のインタビューで思わず涙ぐんだ。やりきった喜びとプレッシャーからの解放感と大人数の部員をまとめた苦労などの複雑な思いが彼女の心をよぎったのであろう。とても温かい気持ちになるインタビューであった。
 
 さあ、成績発表。部員のほとんどが手を合わせ祈りのポーズ。私もドキドキ。呼ばれた。「愛知県立松蔭高等学校!」。部員全員が歓喜の叫び。思わず隣に座っている高田君と長谷部先生と握手。

 優秀賞3校の内、全国大会に出場できるのは2校のみ。12月の決定まで「祈り」を胸に朗報を待ちましょう。
                                           (文・写真:校長)