Vol.10
(25年度)
No.60
2014.3.14
PTA講演会
「一日一生 −生きるということ−」 講師 村上育朗

 3月10日(月)の午後、春分間近とは思えない雪がちらつく凍える体育館で、東日本大震災当時に岩手県立大船渡高校の教頭先生だった村上育朗氏を招いてPTA講演会を行いました。村上先生は以前から板書をしない日本史の授業や、卓越した進路指導の力で注目を集めていました。3年前の3月11日、陸前高田にあった村上先生のご自宅は津波に流され、震災から一ヶ月ほどは避難所生活を送られました。その後は精力的に全国を回って被災地支援の活動を行い、また、高校生を陸前高田に招いて被災地の実情を紹介しています。
 講演では震災直後の大船渡高校での高校生たちの大活躍や、避難所での生活から始まり、最後は今後の高校生活で心がけて欲しいこととして、「凡事徹底、一日一生(一日一笑)、品格のある人間を目指す」そして「初心忘るべからず」で締めくくられました。
 講演後、高校生防災セミナースタッフの4名の生徒が校長室を訪れ、村上先生に、今年の夏に松蔭高校生が陸前高田を訪問するプランを相談すると、快く協力を約束してくださいました。